購入前後のユーザーをコンテンツで囲い込む、米国「Jackery」のデジタル体験

Jackery はYouTubeでデジタル体験(CX)を提供 キャンプがもっと楽しくなる!

アマゾンでの取扱いNo1のポータブルバッテリーメーカー Jackery(ジャクリ)をご存知でしょうか? 米国で2012年に元アップルのバッテリー技術者などが創業した会社で、さきのコロナ禍においてオンラインショッピングやキャンピングのブームにのって大きく売り上げを拡大している会社です。「Jackery」の語源は「Jacket」と「Battery」を組み合わせたもので、「まるで身に着けるように、バッテリーを簡単に使えるようにしたい」という思いが由来となって名付けらたとのことです。(笑)日本にもその支社、Jackery Japanがあって、YouTubeやインスタなど積極的にSNSを活用し、オフ(リアル)の体験にデジタルの体験をクロスさせて、ブランドロイヤリティを上げる活動を積極的に進めています。
そのJackery(ジャクリ)のポータブルバッテリーをアマゾンブラックフライデーセールで購入してみました。するとびっくりです。外箱から説明書そして問い合わせ先と全てがSNSへの誘導を促しています。
これはどういうことか、お分かりでしょうか?
そうなんですね、ブランドであるJackery(ジャクリ)から「お友達になりましょう」っていうお誘いなんです。
SNSで生活者を囲い込む、これは常に生活者に興味関心を高めてもらうためのコンテンツを配信し、製品を使っていない時でも、ブランド体験を提供しています。


Jackery(ジャクリ)JapanのYouTubeチャンネルは19年の7月に開設されたようですが、現在は5540人(21年12月25日現在)→9270人(24年8月27日)です。
コンテンツは194本、非常に魅力的で、製品紹介はもちろんのこと、ポータブル電源の使い方やアウトドアでの使い方、そしてオリジナルコンテンツなど豊富なコンテンツを定期的に公開しています。



#も積極的に活用し、潜在的な顧客へのリーチ施策も万全です。
こうしたコンテンツは リアルの顧客体験と日常接するデジタル体験をうまく編み込んで、常に「Jackery」ブランドのことを忘れない そんな戦略が垣間見えます。これがコンテンツマーケティングと言える現代型のデジタルマーケティング施策です。
「認知」から「訴求」好きになるまで、そして「行動」から「推奨」のための製品理解をコンテンツがしっかりと後押ししています。
さらにはYouTubeのコメント欄にはユーザーからのコメントへの対応もぬかりありません。フレンドリーな対話とともに、ブランドと会話する体験も提供しています。

これからのブランドは生活者といかにして近い関係にあるか? どうすれば近い関係になれるのかを知るための好事例ですね。

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