衆院選公示された15日から5日が経ち、街に街宣選挙カーが走るなど日本は選挙モードに突入しています。15日に各政党のTikTokアカウントをフォロワー数を調査しましたが、その調査日からTikTokのタイムラインには、各政党のコンテンツが配信されるようになりました。5日経過した各政党のフォロワー数は下記の通りです。
れいわ新選組 112,000 → 114,400 (+2,400)102%
公明党 19,500→ 19,700(+200) 101%
参政党 9,774→10,700(+926)109%
立憲民主党 3,987→4,135(+148)104%
上記を見てわかるように、圧倒的に「れいわ新選組」と「参政党」がフォロワー数を増やしています。
ただ、TikTokにおける政党コンテンツを精査すると、「れいわ新選組」と「参政党」には、政党の公式アカウント以上にフォロワー数と再生回数を稼ぐ、「切り抜き」部隊や応援支持する個人アカウントが確認できます。
例えば「れいわ新選組」を応援するアカウントとして一例をあげると、
・れいわと一緒に社会を変えたい大学生 54,900人
・山本太郎切り抜きYouTube ch【れいわ新選組】 33,700人
・れいわ新選組応援する会 9,691人
など数えきれない応援アカウントが存在し、山本太郎党首の発言やテレビでの討論風景の抜粋動画を投稿しています。党の公式アカウントのコンテンツはお作法に従った無難なコンテンツであるのに対して、上記の支持者の切り抜き動画は、メッセージの一部が切り取られて、説明不足や誤認を招くものもあるかもしれません。ただそれだけに刺激的なメッセージが伝えられているようです。
これらの動画は、過去のSNSのように、フォローされなくとも、またシェアやリツィートされなくとも、政治に興味関心あるユーザー層に一斉に配信される仕組みです。
過去のSNS 党のメッセージは、その党のSNSアカウントをフォローした人、あるいはシェアされた場合に配信される。
現在のSNS 党のメッセージは、フォローに関係なく、興味関心というフィルターを経て、まんべんなく配信される。
またれいわ新選組は毎日、山本太郎党首の候補者応援街頭演説をTikTokやYouTubeでライブ配信を行なっています。そのライブ配信の視聴者数もどの党よりも多い視聴者を稼ぎ出しています。19日の演説においては、のべ1,000人を超える視聴者です。
「ショート動画」プラットフォームによる巧みな選挙戦略が、今回の衆議院議員選挙においてどういった結果をもたらすか、注目です。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。